【障害児のお風呂の練習】入浴の自立を目指したい

我が家の障害児の息子は、一人でお風呂に入るのは難しいです。

昔は母ちゃんや妹と一緒に入っていましたが、小学4年生になるタイミングで一人で浴室に入って体を洗うお風呂の練習を本格的にするようにしました。

今は浴室の外から母ちゃんが指示を出して、身体を洗ったりしています。

今日はそんな息子の入浴を自立させるために、我が家でしているお風呂の練習についてお話ししたいと思います。

障害児のお風呂の練習

子供達が小さい頃は母ちゃんが二人とも洗っていましたが、息子がこども園の年長さんに上がる頃に一人でも体がざっとでも洗えるようになって欲しいと意識し始めました。

その時から今に至るまでに踏んできたステップはざっとこんな感じです。

  1. 体を洗うときに体の部位を教えながら洗う。
  2. 息子の手を取って、一緒に洗う。
  3. 人の真似をすることが増えてきたら、実際に洗う様子を見せながら真似させて自分で洗う練習をする。
  4. ある程度できるようになってきたら、浴室の外から指示を出して自分で洗う練習をする。(←今ここ!)

1、体を洗うときに体の部位を教えながら洗う。

最初に始めたのは、洗いながら自分の身体の部位の名前を教えることでした。

未だに覚えてない場所もありますが、洗うときに「首洗うよ。次は肩から腕。」など洗いながら洗っている場所の名前を教えつつ洗っていました。

2、息子の手を取って、一緒に洗う。

しばらくして、1年生になった頃には息子の手を取って、一緒に洗うようにしました。

最初は感覚過敏があるのか、顔周り・顔の近くの首はちょっと嫌そうにすることもありましたが、続ける内に段々と慣れていきました。

3、人の真似をすることが増えてきたら、実際に洗う様子を見せながら真似させて自分で洗う練習をする。

息子が人の真似をして踊ったり、歌ったりすることができるようになってきた頃、それに合わせて「首を洗うよ。」と言ってやって見せながら真似して洗う練習をするようにしました。

そうすると、最初は上手くいかなくても本当にゆっくりとですが、真似をして洗うことができるようになっていきました。

とは言っても撫でる程度の洗い方でしたが、手を離してもできるようになったのは大きな進歩だったと思います。

4、ある程度真似て洗えるようになってきたら、浴室の外から指示を出して自分で洗う練習をする。

そして、小学4年生に進級する時期には、ある程度真似をして身体を洗えるようになってきました。

そこで、思春期に入ってくることと、後に学校行事として参加する宿泊学習・修学旅行も考慮して一人で体を洗う練習を始めました。

母ちゃんは服を着たまま、脱衣所から以下の行程の指示を出します。

  1. 脱衣所で服を脱ぐ。
  2. シャワーで頭と身体を流す。
  3. 頭を洗い、シャワーで流す。
  4. 身体を洗い、シャワーで流す。
  5. 湯船に浸かる。
  6. 洗い場で身体を拭いて出てくる。
  7. パジャマに着替える。
  8. 頭を乾かす。

2、3、4、6、8では服を着たまま実際に洗ったり洗い流す部位を動作で見せながら指示を出します

しかし、完璧にはできずに洗い残し、流し残しがあるのはいつものことなので、足りない部分は母ちゃんが介助に入ります。

最近ではお風呂に入って、服の着脱・頭と身体を洗って流す・身体を拭く・頭を乾かすといった指示・介助が必要な時間はトータル15〜20分ほどになります。

そろそろイラストなどでも分かりそうかなと思うので、絵カードなどで指示を出すように切り替えようかなと考えています。

息子はお風呂に入るのも大好きで、綺麗にするのはやはり誰でも気持ちがいいようです。

洗い方も大分大雑把に撫でているように洗っていますが、全部やってもらっていた頃に比べれば大分成長を感じます。

宿泊学習では一緒にお風呂に入ってくださった先生の指示で自分の体を洗えたそうです。

来年の修学旅行でもできるといいなと思います。

いつか親元を離れる時が来た時にできるだけ自分の身の回りのことができるように、これからもサポートして少しでも自立を促したいと思います。

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