今年の支援学校の卒業生の進路を見て思ったこと

息子の通う支援学校の高等部でも卒業式があり、30名ほどの生徒さんが卒業されました。

今日はその進路についてとそれを見て思ったことをお話しします。

支援学校高等部卒業後の進路

息子の通う支援学校ですが、今年の卒業生の進路は約2割が一般就労へ、1名は職業能力開発校へ進学残り約8割が福祉サービスを利用するという結果になりました。

こちらの支援学校では一般就労を目指す比較的知的障害が軽いお子さん向けのクラスがあります。

卒業生全体から見るとそちらのクラスの生徒数の割合は3割ほどで、一般就労された生徒さんと進学された生徒さんはみなさんそちらのクラスに在籍されていました。

では、福祉サービスを利用することになった生徒さんの進路先とその内訳はというと、

  • 就労移行支援・・・7%
  • 就労継続支援B型・・・23%
  • 生活介護・・・73%

という感じになりました。

近年の様子と比較して違ったことは生活介護の事業所利用の卒業生が多かったことでした。

ここ数年は5〜6割ほどだったのですが、今年は特に多いなという印象です。

卒業生の進路を見て思ったこと

母ちゃんの息子は最重度の知的障害児で、自分の好きな遊びでもずっと同じことをし続けるのは今の時点で2時間保つ時が年に数回あるかなというレベル。

簡単で自分がこれをやりたいという仕事で息子にうまくマッチしたとしても、ずっと座って1日作業するというのは正直難しいだろうと思います。

そんな息子なので、今の進路の最有力候補は生活介護です。

生活介護と就労継続支援B型を比べると、1日を仕事に重きを置く就労継続支援B型と仕事よりも生活を充実させることに重きを置く生活介護では、息子の場合は生活介護の方に軍配が上がります。

先日、息子より二つ下の3年生の男の子のお母さんが生活介護の事業所の利用ができるかを高等部のお子さんを持つお母さんに相談されていました。

その3年生の男の子はとてもはっきり喋るし、物覚えも良い子なのですが、多動でじっとしているのがかなり苦手なタイプなので、生活介護も選択肢の一つに入っているようでした。

このように障害の程度は違えど、仕事は程々にして日々を楽しく過ごすことに重点を置きたいと考える親御さんも多いのかなと思いました。

もらえる工賃の差を見ても、前に母ちゃんが見学に行った施設では就労継続支援B型は月15000円程で、生活介護では月500〜600円だったので、それくらいの差なら日々の充実を取りたいと思う方も多いのかもしれません。

仕事のやりがいと日々の充実がマッチするのが一番ですが、お子さんによっては難しいことも多いのが現状のようです。

息子が支援学校を卒業するまでにあと7年ほどになりました。

コロナ禍を挟んでいたので今まで中々動けずにいましたが、そろそろ施設の見学に行ったりすることもしたいなと思っています。

障害児の将来を考えるのはかなり頭を悩ませることですが、できればいい事業所を見つけて長く通うことができれば本当にありがたいです。

少しずつでも息子の将来が良くなるように、行動していきたいと思います。

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