地元小学校の支援学級に重度知的障害児の息子と交流に行ってきました

先日、普段は支援学校に通う息子を連れて、地元の小学校の支援学級に交流に行ってきました

今日はその様子をお話ししたいと思います。

支援学級との交流

支援学級との交流の目的と事前にお願いしていること

年に2回ですが、地元の小学校の支援学級に交流に行っています。

息子が支援学校に入学した時期から始まったらしく、支援学校の児童・生徒と地元の学校の児童・生徒との交流をすることで、相互に幅広い体験・視野を得ようということだそうです。

息子が交流に行く目的

  • 地元で息子を知ってくれている人を増やすため
  • いつもとは違う授業内容・環境を経験するため

というのが主な目的です。

交流にあたってお願いしていることは、

  • 体を動かす体育や工作・遊びなどの授業に参加させてほしい(勉強は分からないし邪魔になってしまう)
  • 2時間目の授業で帰らせてほしい(集中力が続かないため、落ち着いて受けられるのが2時間目くらいまでと思われるため)

この2点です。

この交流にあたっては、参加できる授業や何時間目まで参加するかはほぼ保護者の希望を叶えてもらえます。

1日支援学級で過ごしてくるというお子さんもいますが、息子の状態では2時間目までが精一杯です。

2年生から始めて5年生まで4年間続けてきて、向こうの支援学級の先生や児童の皆さんとも顔見知りにはなれたかなと思います。

先生は異動があるので、代わって別の先生になっていることもありますけどね。

ちなみに、普通級との交流は現時点では色々とハードルが高いようです。

支援学校に通う児童と地元の小学校の児童との交流というこの事業は、始まってからまだそんなに経っていないのでどうやっていこうかと先生方も手探りなようです。

息子の交流が今後のお子さん達のために少しでもなるといいなとも思っています。

当日の様子

息子と徒歩で小学校まで向かいますが、歩いている最中も大声が出たり、足の爪先を引き摺って歩いたりするので、びっくりさせちゃいけないと他のお子さん達の登校時間より少し遅れて出発しました。

到着したら上靴に履き替えて校舎に入り、支援学級の教室へ行きます。

挨拶してから朝の会に参加します。

母ちゃんは息子の斜め後ろに席を用意していただいているので、息子と着席して必要なら後ろから返事をする・手を上げる・一緒に答えるなど参加のサポートをします。

支援学級のお子さんは日直なども先生のサポートも受けながら、しっかりこなしてらっしゃいました。

先生方も一人一人のお子さんの特徴を掴んでおられて、うまくサポートされていました。

教室の雰囲気も明るくて先生方の連携も取れていて、さすがプロは違うなと密かに感心してしまいました。

1時間目はお誕生日会でした。

地元の小学校ではお誕生日会をすると娘の話を聞いてびっくりしました。

母ちゃんの時代(小学校)ではなかったのですが、まさかこんな形で参加するとは思いませんでした。

みんなでゲームをしてお手紙を送り合う優しい会で、母ちゃんも思わず心がほっこり。

息子にもまた来てねというお手紙をいただき、家に帰ってから読み聞かせをしました。

みんな頑張って綺麗に書いてくれたんだなとこれまた心温まるプレゼントでした。

2時間目はみんなで育てたお野菜を収穫しに行きました。

支援学校ではさつまいも、放デイではたくさんの種類の野菜の収穫体験をしているだろう息子ですが、土が手につくのは嫌なようで乗り気ではなさそうでした。

それでも、何とか掘った野菜を根本から持ち上げて収穫のお手伝いを一緒にしました

その一部を分けてくださったので、当日のお昼ご飯に出したらペロリと食べていて、これ食べれたの!?とびっくり。

自分で採った野菜はやはり何かしら思うところがあったのでしょうか・・・。

そうして、2時間目が終わったら支援学級の皆さんに挨拶して帰りました。

一緒に行った母ちゃんも少し緊張しましたが、息子もいつもと違う学校に行ったので帰ってからソワソワふわふわして落ち着きがありませんでした。

でも、支援学級での交流は楽しいらしくて、ソワソワするものの始終笑顔で過ごせました。

普段から支援学校で学校生活を送っているため、こうして地元の小学校と交流できる機会があるのはいい経験になっているようです。

母ちゃんにとっても学校生活を息子と一緒に経験できるのは、良い刺激であり、また良い学びの場でもあります。

支援学校でもそうですが、実際に先生方の接し方や教室の工夫などを見られると、こうすると分かりやすいのかもと参考になることが多いです。

息子ももうすぐ6年生。

あと1年でこの交流も終わってしまうのだなと思うと、時間が経つのは早いなと若干の寂しさも感じます。

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