「怒りたくないのに怒ってしまう」ことが私にはよくあります。
そして、なんで怒ってしまったんだと後悔することがよくあります。
そんな私に「私は怒りたくて怒っているんだ」と教えてくれた本があります。
「いやいや、私は怒りたくないんだよ」と思っていました。
しかし、この本を読んでいくと分かるのですが、どうやら怒ることによる成功体験を積んでしまったが為に怒ることを選んでしまっているらしいのです。
しかも、怒りやすい相手には怒っていて、怒りにくい相手には怒れずに我慢しているそうです。
確かに心当たりがあるなと自分の心にグサリと刺さりました。
自分、結構卑怯者だなとグサグサ刺さります。
確かに私は息子のスクールバスの時間が迫っているのに、息子がまだ支度に手をつけていない時などに
「なんでまだやってないの!」
って、怒ってしまう時が度々あります。
怒られると息子は渋々支度を始めたりします。
こうして怒ることによって相手が動いてくれたという成功体験を積むことで、怒ったらうまくいったという学習を私はしてしまっているようなのです。
なんてこった!!
頭をガーンとぶっ叩かれたような衝撃的なお話でした。
そんな負の成功体験を元に自分でも気づかないうちに怒ることを選んでしまっていたのか!
これは私にとってはまさに目から鱗。
それからは怒る前に、「怒れば負の成功体験になる、それは本当に成功か?」ということも自分に言い聞かせるようにしています。
それでも、怒ってしまう時はあるんですけどね。
しかし、怒ってしまった時には私はなぜ怒ってしまったのか、怒ることで何をしたかった(変えたかったのか)を小まめに振り返るようになりました。
そうすることで、怒らないための対策を考えるようにもなりました。
先ほどのように支度をしなくて怒れるなら、
- 息子が支度をしやすいように物を置いてみる
- 怒るのではなく促す
- 早めにご飯を切り上げて支度の時間を多めにとる
など、怒らずに済むように先に打てる手を考えるようにしました。
それから、怒ることは自分の健康状態も関わってくるみたいです。
睡眠不足や栄養不足や運動不足といった普段の生活習慣を整えることでも違ってくるそうです。
これは本当に自分にも心当たりが満載です。
寝不足や疲れが溜まっていると、怒ってしまい落ち込んで更に心身ともに疲れる、という負のスパイラルに陥るので、健康にはこれからも気をつけていきたいと思いました。
この本は「怒る」ということに対して、本当に様々な対処法が書かれています。
怒ってしまうことに対して、本当は怒る以外の解決方法があるんだよと優しく楽しく教えてくれています。
そして、怒ってしまう自分にグサリと刺さる痛烈な一言もくれます。
でも、怒ることや怒ってしまう人を冷静に分析した上で、そんな人たちに優しく諭してくれているようなそんな印象を受ける一冊です。
たまに出てくる4コマ漫画はホッとするようでいて、理解を補助してくれます。
ただ、少し経つとどんどん忘れてしまうので、たまに読み返したいと思います。
怒ることを減らしたい私にたくさんの気づきを下さって、本当にありがとうございます。
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