手を繋ぐから、腕を掴む(エスコート風)

(障害児)育児は自分育て

我が家の息子は昔から手を放すとパッとどこかへ走って行ってしまい、ヒヤヒヤすることが多かったです。

けれど、大きくなるにつれて少しずつですが、こんな成長が見られるようになりました。

  • 繋いだ手を振り解こうとすることが無くなってきた
  • 公園でもきちんと親がいるかどうかを確認するようになった
  • 走っていきたいところがあっても呼べば戻ってくるようになった
  • 歩道があるところなら手を放しても大丈夫なくらいには危機意識もできてきた

車通りが多いところではまだ不安なので手を繋いでいたのですが、最近手を繋ぐよりも息子が私の腕を掴んで移動するようになってきました。

昔は小さな手を繋いでいるのに必死で、息子の手が段々大きくなってもこんなふうに手を繋いで出かけるのかなと思っていました。

それが今では手を繋ぐから母の腕を掴むというように変化し、それでも息子がパッと手を放してどこかへ行ってしまうようなことはないという確信もあるからこそ受け入れられた変化です。

こんな些細なことですが、きちんと成長しているのだなというのを感じました。

息子が母ちゃんの腕を掴むときは、母ちゃんの掴まれている方の手は大体お腹の前辺りに据えています。

何かこれはまるで貴婦人をエスコートしているような紳士になった気分。

もしくは花嫁とヴァージンロードを歩く父親かな?

朝スクールバスのバス停まで歩きながら、そんなアホなことを考えておりました。

いつかこの掴む腕さえも放して大丈夫になる日が来るのでしょうか?

最近繋ぐことも減り、感じることも少なくなった小さな手の温もりに少しの寂しさと、成長を感じる嬉しさとで複雑な心境になります。

そうして、家族とは腕を掴むようになった息子ですが、学校や放デイではお友達と手を繋いで移動したりするそうなので、彼の中ではそうした区別もつけているようです。

特に放デイでは年下の子が手を放してしまっても、ちゃんと手を繋ごうとしたりしてお兄ちゃんぶりを発揮することもあるそうで、親の知らないところで息子なりにきちんと成長をしているんだなと驚きました。

我が家の息子は来年はもう6年生になります。

身長136cmという少し小柄な方に入る息子は、まだ背も手も母ちゃんより少し小さいのですが、来年の今頃にはもっと大きくなっているのでしょうか?

今はまだ想像もつきませんが、その頃にはまた今のこの時のことを懐かしむのかなと思い馳せます。

その時はまた少しずつでも親子共々成長していますように。

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