支援学校の先生との懇談会

先日、我が家の息子が通う支援学校の担任の先生との懇談会に行ってきました。

息子の様子とこれからの課題について話してきました。

今日はその概要をお話ししたいと思います。

10月ごろから2月に至るまでの学校での様子

普段の様子

息子は音楽に合わせて踊るのが学校でも大好きです

支援学校では週に一度その子の好きなものを思い切り楽しむ授業があるのですが、息子はダンスチームに入っています。

それ以外にも普段の授業でも音楽に合わせて踊る活動もよくあるそうで、楽しく踊っていますと先生が微笑ましい様子でお話ししてくれました。

普段の工作や活動では、やはり絵カード・ジェスチャー・お手本をやってみせるなど、視覚的に見てわかりやすい指示を出す方がスムーズに理解できて行動にも繋がっているそうです。

宿泊学習の様子

宿泊学習の際に、宿泊施設の近くのスーパーでおやつとジュースを買ってきて食べるという活動もありました。

息子は自分で食べられるチョコプリンとココアを選べたそうです。

(息子はプッチンプリンなどのゼリーに近いプリンが苦手で、クリームのようななめらかプリンが好きです。そして、果物系のジュースも苦手でコーヒー牛乳やココアは大好き。)

レジはいわゆるセルフレジで買ったそうですが、実は息子はセルフレジが大好きです。

商品を通した時に「ピッ!」と鳴るところとお金を入れるのが好きなようです。

なので、先生に少し手伝ってもらったものの、ほぼ自分でセルフレジで買うことができました。

宿泊施設で布団を敷いたときも事前に練習していたカバーを布団につけることもきちんとできたそうです。

実は家でも布団のカバーがずれたりしていると直している時があるので、その辺りのこだわりがいい方向に作用したようでした。

校外学習で外食に行った時の様子

3学期に入ってから学校近くの大きなスーパーに路線バスに乗って行き、フードコートで好きなものを注文して食べて帰ってくるという校外学習がありました。

その時は息子が好きなラーメンを食べられるし、バスに乗れるしで、息子はとても楽しかったようです。

事前に注文する練習などもしていたそうで、メニューのラーメンを指さして、「ください」と注文できたそうです。

お店の方も聞き取ってくださり、無事にラーメンを注文して食べることができたそうですが、お釣りをもらい忘れそうになったらしく、そこは先生がきちんと声をかけてくださいました。

でも、帰ってから給食が食べれないことに怒っていたそうで、どんだけ食べる気だったんだ。(笑)

まあ、いつものルーティンが変わるのがつらかっただけかもしれませんけどね。

今後の課題

1、股に手がいく(触る)のを減らす

息子は思春期に入ってきたこともあり、股に手が行ってしまいます。

怒ってやめさせようとすると、逆に悪影響になる場合がほとんどなので、気を逸らすように他のことをさせたり、おもちゃなど暇つぶしになるものを持たせたりするようにしています。

息子は何でもまず回したがるタイプなので、先生方は回すのに良さそうな身の回りにあるものを渡して気を逸らしているそうです。

最近ではペンのキャップやマスキングテープ、洗濯バサミなどがいいそうです。

小さくても回せるならいいんではないかとコインなどでもいいかもと言われたので、おもちゃのコインなども含めて外にも持って行きやすいので、それらを母ちゃんのカバンにも忍ばせることにしました。

それで外出時にもしあっても気を逸らせるといいなと思いますが、今のところはまだ幸い出番はありません。

こうして、股に手が行くのをなるべく気を逸らしたりしながら減らしていくのが今後の課題の一つです。

2、他人の物と自分の物の区別がつくように自分の名前の文字を覚える

息子は赤白帽子などのみんな同じようなものを使っていたりすると、他のお友達の物と自分の物の区別ができません。

それで違うと指摘されても自分の物だと思い込み、返すのを嫌がってしまう時があるそうです。

名前が書いてあっても彼は文字が読めません。

そこで、文字というより記号や絵としての認識になってしまうかもしれないけれど、自分の下の名前だけでも自分の名前として認識できるようにして行きたいというのが、来年の課題の一つになりました。

家でもひらがなで名前を一文字ずつ指差ししながら読んで聞かせたり、一緒に声に出しながら書いてみたりするのを始めました。

これで上手くいくかは分かりませんが、効果が出てきたらまたお話ししたいと思います。

3、言葉(2語文)の理解を増やす

言葉が2歳に届くかどうかという発達レベルの息子は使える言葉が少なく、2語文も普段よく使うものや生理的に必要とするものに限られています。

それを増やすべく、学校では文カードというのを一緒に見ながら読んでくれたり、その場で言うべきことを一緒に言えるように練習してくれています。

 実際に使っていたのを見せてもらったらこれでした。

家では物の名前を指差して教えたり、今している動作や見えている動きを実況するように言葉に出して教えています。

「手を洗ってるね。ゴシゴシだね。」とか、「電車が走って行ったね。」といった感じで教えています。

そうして、使える言葉を増やして行きたいと言うのも課題の一つになりました。

いつも懇談会に行くと思うのですが、先生方はきっと日々お忙しいのに一人ひとりをよく見て、その子に合った指導・支援をよく考えてくださっているなと思います。

そして、問題に対しての対処法の知識や知恵をたくさん持っていて、話を聞いていて参考になることもとても多いです。

そして、先生同士の連携もすごい取れていて、問題も同じ学年の担任の先生や補助の先生方ともできるだけ共有して対策を考えて下さっていました。

思春期に入るのでその対策などを知りたいといったら、同じ学年の詳しい先生に話をしてくださって、資料を頂けました。

今回の懇談会も得るものが多く、いつも勉強させてもらいに行っているなと感じます。

息子が充実して社会で生きていけるように、これからも先生方のお力も借りつつ、母ちゃんも頑張って行きたいと思えた良い懇談会でした。

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