我が家では障害児の息子が放課後等デイサービスを利用しています。
昔はそうした福祉サービスを使うのに親として子育てする責任を果たせていないんじゃないかと、罪悪感を持ってしまうことが正直ありました。
でも、放課後等デイサービスを使っていく内にそれは違うことに気付かされました。
所詮、狭い世界を見ていたんだなと感じました。
今日はそのお話をしたいと思います。
知的障害児を持つ親は、その子育てで日々多くの負担やストレスを抱えます。
母ちゃんも疲れやストレスを抱えてイライラしてしまい、家族の雰囲気まで悪くしてしまうことがしょっちゅうありました。
でも、放課後等デイサービスを利用するようになってから少しずつ気持ちが楽になり、母ちゃんにも息子にも家族にもいい変化が現れた気がします。
実際に利用してみて感じたメリットを考えてみます。
【福祉サービスを使って感じたメリット】
1.親が自分の時間を持てる
福祉サービスを利用することで、親が自分の時間を作ることができます。
親自身がリフレッシュし、ストレスを解消する自分の時間を持つことで、趣味や友達との交流などの時間も増えて、親自身の能力や可能性が広がる機会も増えます。
母ちゃんの場合はこうしてブログを書く時間や家事、散歩、ハーブティーを楽しむ時間などが持てて、心にゆとりができるようになりました。
今は家計改善に力を入れているので、その勉強のための時間も持てて、生活の質が向上したような気がします。
2.子供にとっても良い影響を与える
福祉サービスでは、子供の成長を促進するために様々な活動を提供してくれます。
また、息子の利用する放デイの場合は、学校ではない所謂年齢が違うお子さんたちとの縦の交わりがあるため、彼なりに年下の子たちの面倒を見たり、逆にお兄さんお姉さんが可愛がってくれたりします。
このような学校ではできない繋がりができます。
先日ではみんなで電車に乗ってうどん屋さんにうどんを食べに行くといった活動をしていました。
他にも、晴れていれば公園に行ったり、梅を見に行ったり、散歩に出掛けてくれます。
雨の日なら工作をみんなでしたり、プラレールを組んだり、作業課題をしたりしています。
こうした放課後等デイサービスの活動を通して、学校とも家とも違う第3の居場所ができ、その中で多種多様な活動をすることで社交性やコミュニケーション能力を培ったり、自立性や成長を促す良い刺激をもらっています。
3.家族のコミュニケーションが増える
福祉サービスを利用することで、家族のコミュニケーションの機会が増えました。
送迎の時に職員さんに教えてもらった放デイでの息子の様子を食卓でよく家族に話したりします。
また、その放デイの職員さん達が娘も好きなので一緒に玄関でお迎えしたりします。
他にも、息子が利用している間に娘との時間を持てるようになったので、母ちゃんやお父ちゃんを娘が独占できる時間があることが娘にとっても大切な時間になっているようです。
また、お父ちゃんとのデートをできる時間も少しですが取れる時があるので、夫婦の時間を持つことで色々と話し合えたり、楽しめる時間を共有できることで今でも仲良し夫婦です。
こうして実際に利用してみて、福祉サービスを利用することは、あくまでも自分たちの生活や子育てをより良くするための手段の一つなんだなと実感できました。
親が健康で幸せでなければ、家族の幸せを支えていけません。
昔の自分に言ってあげたい。
罪悪感を感じる必要なんてないんだよ。
それは親も息子も家族が楽しく暮らしていくために必要なことだから、これからも堂々と利用させてもらいたいと思います。
そして、もちろん支えてくださる方たちへの感謝の気持ちはずっと持ち続けて生きたいです。
本当に皆様いつも我が家にたくさんの幸せをありがとうございます。
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