知的障害児の子育てはお金がかかるのか

重度知的障害と自閉スペクトラム症を併せ持つ息子がいる我が家ですが、その子育てでお金がかかって困ることはあるかというと・・・、

結論から先に申し上げると、我が家の場合は金銭面的には困っておりません。

というか、金銭面だけで言えば、お金があまりかかっておらず、今のところプラスです。

今からするお話は我が家の場合はというところであり、我が家は平均的な収入のサラリーマン世帯なので、その辺りはご承知おきくださいませ。

お金があまりかからない理由1

うちの場合は障害児の息子が人が多いところ、騒がしいところがとても苦手です

遊園地や人の集まるお祭りなどのイベントなどは逃げたくて仕方がありません。

乗り物も好きですが、長い間乗っているとうるさくしてしまうので、駅に走っている電車を見に行くことの方が断然多いです。

そう、つまり息子はお金を使ってしまうような場所に行くことが苦手なんです。

休日に行くのは静かな山の中、図書館、おじいちゃんおばあちゃんの家など、あまりお金がかけようがありません。

娘が遊園地などにいきたいという時は、息子が平日の祝日で放デイに行っていていない時に行くこともありますけどね。

また、どこか出かける際も水筒やお弁当を持参することが多く、月1〜2回外食する程度で、外食も子供が好きなファミレスなどが多いので、あまりお金がかかりません。

お金がかからない理由2

息子は支援学校に通っているのですが、我が家が住んでいる地域では支援学校に通っている児童・生徒の必要な学用品・給食費・送迎時の交通費には補助が出ます。

学用品などは通常は年間1万円ほどまでと言う縛りはあります。

でもきちんと申請をすると、高所得世帯の方や対象外の学用品でない限り、払ったお金を返してくださるんですよね。

中学部や高等部に進学した時の制服代も4万円ほど補助が出ます。

なので、支援学校に通う費用があまりかかりません。

この辺りも地域や学校によって差があると思いますので、気になる方は行政機関や学校などに確認してみてください。

お金がかからない理由3

息子は病院などの用事がない限り月曜日〜金曜日は放課後等デイサービスに通っています。

それにかかる費用にも受給者証があれば補助が出て、我が家のような平均的な収入のサラリーマン世帯だと月に基本的に月に4600円とおやつや食事代を払えば平日は毎日利用ができます

息子の利用している事業所さんでは、基本の4600円のほかにおやつ代1食50円や、休日などの1日利用する際のお昼ご飯代1食500円などを合わせても、普通の月の場合は7000円くらいで放デイを利用できるのです。

夏休みなどで1日利用が毎日続いてお昼ご飯代が毎日かかる8月でも利用料の総額は12000円くらいです。

夏休みは週1回くらいはマクドナルドやすき家などに外食体験に行くので、その辺りは別途請求がきます。

他にもお出かけする時に入場料がいる場合は、別途費用が請求されます。

その辺も夏休みの間のプール代が一番かかりますが、それでも3000円ほどでした。

(この辺りはそれぞれの事業所さんでも違いがあるので、利用される際は事前にご確認ください。)

それで預かってもらえるのですから、ありがたい限りです。

お金がかからない理由4

重度知的障害児を育てている家庭には申請すると特別児童扶養手当というのが頂けます

他にも県や市町村からも手当をいただける場合があります。

この辺は療育手帳のお話の時にも少しお話ししました。

療育手帳とミライロIDアプリ

厚労省や地方自治体のホームページなどにも載っておりますので、気になる方は見てみてくださいね。

この辺の頂ける手当は貯蓄しております。

我が家では将来私たち親が衰えて面倒を見れなくなった時に、息子がグループホームなどの施設が利用できるように備えておこうと思っています。

この辺りの手当が頂けるのがプラスになっている大きな理由です。

前もお話しした通り、こうした手当は他のご家庭でもお子さんの将来のために貯蓄に回している親御さんは多いようです。

では、出て行くお金は?

出て行くお金はというと、トイレトレーニングが終わるまではオムツ代がよくかかっていました。

金銭面だけで言えば、目立つ出費はそれくらいだったかなと思います。

それ以外は他の健常児のお子さんと変わらないくらいの費用だったと思います。

というわけで、我が家の子育てにかかる収支はトータルプラスなのです。

もちろん、医療的ケアがいるようなお子さんがいる家庭ではまた収支は変わってくるかと思います。

それ以外にも各家庭の金銭感覚もものを言うかもしれません。

我が家もどちらかと言うと倹約思考なので今はプラスに傾いていますが、子供たちが成長したり、その時々によってどうなって行くかは分かりません。

我が家の子供たちのためにも金銭面でも気をつけながら暮らし、金銭面の勉強もしていきたいと思っております。

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