知的障害児の支援学校卒業後の進路【就労について考える】

支援学校では児童・生徒の卒業後に進路についてよく情報提供を行なってくれます

それは就労施設の関係者の講演会があったり、学内にも進路相談を担当して下さる先生に相談ができたり、お便りなどで進路に関する情報を提供して下さることなどが具体例として挙げられます。

今日はその中で以前に就労移行支援の事業所の方の講演会で教えていただいたことを元に、知的障害児の支援学校卒業後の進路と就労についてのお話をしたいと思います。

卒業後の進路選択を考える

障害児の進路を考えるにあたり、本人と保護者で卒業後に何をしたいのか、どう過ごしていきたいのかを考える必要があります。

以下は資料で頂いた進路選択のフロー図を参考にしています。

  1. 会社で働きたい →  一般就労
  2. 働く訓練をしたい →  就労移行支援 →   就労継続支援(A型・B型)
  3. 自立した生活を送る訓練をしたい →   自立訓練(生活訓練)
  4. 日中支援を受けながら過ごしたい →   生活介護
  5. 進学したい →   進学
  6. 自宅療養等 →   その他

ちなみに我が家の息子は重度知的障害があり、じっとしているのが苦手なため、働くよりも楽しく過ごせるということを重視したいと思っていますので、4番の生活介護が今のところ第一候補になっています。

ちなみに就労継続支援B型を進路に考えている場合は就労アセスメントが必要になります。

就労アセスメントは就労移行支援事業所で実習を行い、評価をしてもらうのですが、息子の通う支援学校では高等部3年生の夏季休業中に10日間に渡って行われることを想定して皆さん準備しているようです。

この就労アセスメントの評価項目の中でその時点で達成できていない点があっても、訓練・練習を重ねれば将来的にできる可能性がある場合はその辺りも加味して評価してくれます。

将来の就労に向けて、在学中の土台づくりが重要

就労移行支援事業所の方は、「将来の就労に向けて必要な土台づくりは支援学校在学中にしておいてください。」と仰っていました。

1、健康管理

  • 生活リズム(を整える)
  • 体調管理

夜ダラダラ遅くまで起きていて、次の日眠くてダラダラして仕事どころではなくなってしまうようではいけないということですね。

生活リズムを整え、健康に働いて過ごせる環境づくりはどんな生活でも基本中の基本のようです。

そりゃそうだ。

2、日常生活管理

  • 身辺自立
  • 移動能力
  • 余暇の過ごし方
  • 金銭管理(援助可)

これらは支援学校の商学部でも指導・支援を行ってくださっていますが、家での指導・支援の仕方も重要になってきます。

以上の2点は小学部に在籍しているうちにある程度確立しておかなければならないそうで、本人の能力の限界でできない部分もあるでしょうが、できる範囲で身につけさせておきたいところです。

3、対人技能

  • 注意された時の対応
  • 苦手な人への対応
  • 感情のコントロール

この辺りは最重度知的障害のある我が子にはとても難解な分野だなと思います。

しかし、うまく対人関係を築いていくには必要なところになってきます。

職場で指示を素直に聞いたり、分からないこと・不安なことは助けを求めることができるのは大切な力になるそうです。

他にも身体面・精神面でのトラブルがあっても、対処法がある程度決まっていて職場や事業所でも共有できていることも大切だそうです。

保護者がしておきたい準備

1、事業所を見学しておくこと

まず卒業後に進路として考えておく事業所を幾つか見学に行くことも重要なのだそうです。

これは母ちゃんもやりたいと思っていて、実際に4つほど見学会などに参加して見に行っています。

実際に行って話を聞いたり、活動の様子を見ることで、息子が過ごすならどんな仕事・活動をしているところの方がいいのかを具体的に考えやすくなります

本人と見学に行くのはある程度保護者の意思が固まってきてから最終的に本人にも合うかどうかを確認するために行くという段階になってからでもいいそうです。

2、色々な福祉サービスを使う

息子は現在放課後等デイサービスという福祉サービスを利用しています。

他にも移動支援・日中一時支援・ショートステイなど色々な福祉サービスがありますが、大人になる前にそうした福祉サービスを色々と利用して経験させておくといいそうです。

理由は様々ですが、保護者の仕事や余暇の充実にも役立ちますし、本人に経験させておくことで色々な状況に慣れさせるという意味合いもあるでしょう。

我が家でも移動支援を検討しています。

息子が大人になった時に余暇を充実して過ごせる一助になればと考えています。

子供の将来について心配が尽きないのは、親としてはよくあることでしょう。

それが我が家のような重度知的障害児ともなると、その将来は親がよく考えて選択しなければならないので、本当に今から頭を抱えています。

頭の痛い問題ではありますが、息子が日々楽しく充実して過ごせるかどうかを左右する問題なので、逃げるわけにも行きません。

事業所を見学に行くうちに、こんなふうに過ごせたらいいのかもしれないというイメージは湧くようになってきました。

これからも色々な事業所を見学に行って、息子が将来楽しく通える所を探していきたいと思います。

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