障害児とヘルプマーク

ヘルプマークというのを知ってから、我が家の知的障害のある息子用にヘルプマークをもらってきました。

今日はそのヘルプマークについてお話しします。

ヘルプマークについて

ヘルプマークというのは、見た目からは分かりにくい障害や病気・妊娠などで援助や配慮を必要とする方が、周囲にそれを知らせ、援助や配慮を受けやすくなるようにという意図で作られたそうです。

地域の市役所や保健所などで配布されているようです。

我が家も市役所の障害福祉課でいただきました。

赤地に白の十字とハートのマークは結構知られるようになってきたかなと思うのですが、どうでしょうか。

ヘルプカードを使っています

しかし、我が家で現在使用しているのはヘルプカードというものです。

ヘルプマークというのは、見た目からはわかりにくい知的障害を持つ息子にはとても助かります。

でも最初にできたヘルプマークは書くところが少なくて、緊急連絡先や重度知的障害で会話ができないことなどの書いておきたいことが書ききれませんでした。

また、家族での外出でカバンを持つ機会が少ない息子にはちょっとつけるのが難しかったのです。

最近ではヘルプカードというのもあるんですね。

我が家が住んでいる地域で配布されているヘルプカードは、名刺サイズの蛇腹に折りたたまれているヘルプマークが描かれているカードです。

各地域で絵柄が違うらしく、息子に頂いたヘルプカードにはこの地域のご当地ゆるキャラがヘルプマークと一緒に描かれています。

息子にいただいたヘルプカードは、折り畳まれた内側に緊急連絡先二人分と利用している事業所、病院、どういった障害があるか、どういう支援が必要かなどを書けるようになっています。

お守り代わりのヘルプカード

遠出をしたり、人がたくさんいるであろう場所に行った時の迷子札がわりに、名札ケースに入れて腕のところなどにつけています。

重度知的障害児の息子はもし親から逸れて迷ってしまっても、誰かに「迷ってしまった。助けて」ということができません。

見かけは普通の11歳児なので、放っておかれてしまうかもしれません。

危険なことがよく分かっていないので、放っておかれたら車に轢かれたり、危険な場所に入ったり落ちてしまったりするかもしれません。

そこで、もしヘルプマークに気づいて手を差し伸べてくださる人がいたら、命が助かるかもしれません。

そして正直なところ、息子と出かける際にパニックになったり、寝転んで泣き叫びながらぐずられた時の周囲の方の視線はとても気になります。

そんな時は、騒がしくしてすみませんと思ったり、もし人攫いなどと思われていたらどうしようと焦ったり、色々と親である私も内心パニックになっていたりします。

まあ、最近では落ち着いてきたのでそういうことも減ってきてはいますけどね。

でも、ヘルプマークがあると何となくでもこの子は知的障害などがあるのかもなと周囲の方も察してくださるかなと思うと、少し親も冷静になれる気がします。

そんな訳で、遠出の時や人が多いところに息子と出かけるときのお守り代わりに付けさせています。

(もちろん、迷子になったり逸れたりしないように気をつけることは大前提ですけどね。)

先日もヘルプカードを息子のリュックに付けて、電車で少し遠出をしてきました。

息子も大好きな電車に乗れてご機嫌で、パニックになったりすることもなく、楽しんできました。

幸い困ったことなどもなく、ヘルプカードの出番はありませんでした。

これからも活躍する出番がないように気をつけながらも、ヘルプカードをお守り代わりに付けて、息子と出掛けようと思います。

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