障害児のトイレトレーニングについて

息子のトイレトレーニングは小学5年生の今も継続中です。

でも、昔に比べて大分楽になりました。

そんな息子のトイレトレーニングについての今昔をお話しします。

排泄に関する記載なので、ご飯中の方や忌避される方は閲覧にご注意ください。

おしっこの話

息子のトイレトレーニングは2〜3歳の頃から始めました。

補助便座に座らせてみたり、トレーニングパンツを履かせてみたりと、色々な方法を試しました。

が、結局成果は何も出ず、途方に暮れておりました。

こども園に入園してからが息子にとっても私にとっても転換点でした。

こども園に入園してからはまず「普通のパンツを履かせて登園させてください」と言われました。

「え?でも、多分たくさんお漏らしするけど・・・。」

と思ったのですが、その場合は着替えをたくさん持たせてくださいとのことでした。

それからは半年くらい、汚くなったパンツやズボン、時には上から下までフルセットを毎日5〜6着洗濯する日々でした。

この時はかなり辛かったです。

泥んこ遊びを推奨している園でもあったので、おしっこや泥だらけの服を何着も洗った日もありました。

そこから、徐々に寒くなっていくと、それに併せて息子にある変化が現れました。

彼はおしっこを我慢するようになってしまったのです。

そう、おしっこでズボンやパンツが濡れると気持ち悪いと学習したのでした。

もちろん、我慢できずに漏らしてしまう時もあるものの、長いと登園してから帰るまで丸一日我慢してしまうのです。

私が大変だったので、帰ってからはオムツを履く前に「チッチ(おしっこ)、シュー。」と声をかけながらトイレに座らせて、それからオムツにしていたのですが、そのオムツに履き替えるまで出さないようにしていたのでした。

この間、こども園ではトイレトレーニングとして、

  • 時間を決めてトイレに行く
  • 漏らしてしまった時間を記録する
  • ズボン・パンツの着脱は本人の後ろ側に回り手を添えて一緒にする

などの対応をしてくださっていました。

こども園の先生方の苦労はもう並大抵のことではなかったと思います。

ですが、それをさも当然かのように笑顔で対応してくださっていた先生方には、もう本当に今でもずっと感謝を忘れません。

話を戻しますが、我慢してしまう件は園の先生や児童精神科の先生ともどうしようかと話していたのですが、蓄える力があるのと、それで身体に不調がないようなので、様子見となりました。

そして、年中さんへと無事進級してから、また変化がありました。

年中さんになった初夏の頃のある日、我慢できなかったのかオムツを履く前にトイレでおしっこが出たのです。

もう、大喜びでした。

それをきっかけに帰ってからおしっこに行けることが増えていきました。

園や家でも自分から「チッチ」や「おしっこ」と言って出そうなことを教えてくれる時も出てきました。

そして、秋頃には園でトイレに行った時におしっこが出ることが少しずつ増えていきました。

それに併せて家でもパンツでいる時間を増やしていきました。

そうして、年長さんになる頃には園でも家でも漏らしてしまう時があったものの、トイレでおしっこができるようになっていました。

その頃には家でも起きてから寝るまではパンツで過ごせるようになりました。

小学1年生の夏頃には夜のオムツを濡らしていることが少なくなったので、夜もパンツにしてみたところ、おねしょもしなくなりました。

2〜3年生の頃におねしょが数回あったもの、もう今では夜中でもすっかり「おしっこ!」と宣言して自分で行ってくれるようになりました。

うんちの話

おしっこより難儀したのがウンチでした。

息子は小学2年生の中頃までは、頑なにうんちをオムツの中にしかしませんでした

これをトイレでさせようと頑張ってみると、便秘になって病院で浣腸してもらわないといけなくなるし、途方に暮れたものです。

それでも、うんちが出そうな時には最初にトイレに座らせてからオムツを履いて、トイレで出させるようにしてました。

うちの息子の場合、うんちが出そうな時は前屈みになってあちこちを走りながら行ったり来たりするという、まあまあわかりやすい前動作があったので、出そうな雰囲気は分かりやすかったですね。

おむつに出たうんちもトイレに流す様子も見せて、「ここでうんちするんだよ〜。」と毎回言っていました。

児童精神科の先生には、「小学校卒業までにトイレでできるといいね。」と言われていたので、かなりの長期戦を覚悟していたのです。

しかし、小学2年生の秋頃に突然少しの小さなうんちをトイレで出したのです。

我慢できなかったのかもしれません。

その数日後に、またうんちがたくさんトイレで出せて、それからはトイレで徐々にできる回数が増えていきました。

小学3年生に上がる頃にはすっかりトイレで出せるようになっていました。

今現在は自分でお尻を拭くのを練習中です。

最初は手を添えて一緒に拭くところから始めました。

拭くのが分かってきてからはトイレットペーパーを自分で千切って畳んで拭くのですが、今もその練習を継続中です。

仕上げに拭くのはまだ必要で、自分で綺麗に拭けるようになるのはいつの日かなと長い目で見ながら練習中です。

 トイレトレーニングはゴールが見えてきている今でこそ、楽になったものの、トイレでできるようになるまでは本当に辛かったものです。

 親御さんが一生懸命トイレトレーニングを頑張っていらっしゃるのに上手くいかない時は、お子さんの身体や心が追いついてきていない可能性があります。

 ご心配なら身体については泌尿器科など、心については児童精神科など、それぞれの専門の病院にご相談されると良いかと思います。

 トイレトレーニングは先が中々見えない長い戦いになることが多いです。

 様々な障害などがある場合は特に長期化する可能性が高いです。

 だからこそ、あまりこんを詰めずにのんびり構えていただきたいです。

 親もそうですが、何よりお子さんがリラックスできる状態じゃないとトイレトレーニングは難しいからです。

 休み休みでちょうどいいくらいかもしれません。

 息子もまあ5〜6年先にできればいいやと私が良くも悪くも諦めた頃に、トイレでできるようになってきた気がします。

 でも、まだまだトイレへの付き添いは終わらなさそうです。
 ゆっくりゴールを目指したいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました