障害児の好きな食感と口内の感覚過敏

食べ物でも好きなもの嫌いなものが人それぞれあります。

我が家の息子も好きなもの嫌いなものがありますが、こういう食感のものはダメなのかなというのは見ていて分かってきます。

口内にも感覚過敏があるらしい息子の好きな食感についてお話しします。

口内の感覚過敏

口内の感覚過敏の話を始めて知ったのは、支援学校の小学1年生の時にあった歯磨き教室でのことでした。

その歯磨き教室は親子で参加するものでしたので、親がまず障害者用歯科で歯科衛生士さんをされている方から歯磨きに関する話を聞きました。

その時に口内の感覚過敏のお話を聞き、その感覚過敏が食べ物の好き嫌いにも関係があることを知りました。

その後、親が子供の歯磨きをしながら、その様子を見てもらいつつ普段の様子や困りごとなどを其々話して相談したりしました。

うちの息子もどうやら口内の感覚過敏があるようでした。

口内の感覚過敏があると歯磨きを嫌がることも多いとのことで、その感覚過敏を少しずつ和らげる(慣れさせる)方法もその時に教えてもらいました

親が手を綺麗に洗った状態、もしくは清潔なゴム手袋などをして、子供の口の中に人差し指を入れ、そっと歯茎を触るというものでした。

最初は嫌がるだろうから3〜5秒ずつそっと抑えるように触って、徐々に触る範囲や時間を増やしていくと良いそうです。

息子もこれをやられると嫌がっておりました。

そして、今もまだ上の前歯の歯茎を触られるのは嫌で、上の前歯を磨かれるのも苦手です。

実は息子は今でこそできるようになったものの、昔は齧るというのが苦手でした。

今考えると上の前歯の感覚過敏が強かったせいなのかなと思います。

なので、おかずなども一口サイズに切って出していた頃もありました。

今ではりんごも齧って食べられるようになりましたけどね。

好きな食感・嫌いな食感

そんな息子が好きな食感はサクサク・パリパリ・パサパサするものです。

すぐ思いつくのが、揚げ物・火を通したお魚・筋張っているササミや鶏むね肉などです。

揚げ物が好きなおかげで食の幅も広がりましたが、最近ちょっと丸くなってきてしまっているので、野菜の方に重きを置いていきたい所存です。

逆に嫌いなのが、くにゃっとしてジューシーなものです。

こちらで思いつくのはトマト、果物類です。

りんごとバナナ以外の果物やトマトは気持ち悪そうに涙目で食べるので、たまに一口挑戦する程度でほぼ食べられません。

私も子供の頃は嫌いなものはそんな感じで食べていたので、もう無理に食べさせなくてもいいやと思っています。

誰だってつらいものはつらいんですから。

ブロッコリーやアスパラ、野菜のサラダは好きではないけれど、食べる時に気持ち悪くもないようで、小学4年生の頃から徐々に食べるようになりました。

今もお皿に載っていると不満そうにはされますが、頑張って食べています。

炭水化物系のご飯・パン・麺類は柔らかくても美味しいらしく、その辺は昔から変わりません。

炭水化物は偉大だなと思います。

 偏食で食べるものが少なかった時は色々と試行錯誤しましたが、最近になって食べられるものが増えて本当に良かったです。

 頑張っている息子にも、それをフォローして下さっている皆様にも本当にいつも感謝感謝です。

 感覚過敏を完全に無くしてしまうのは難しいけれど、大きくなると慣れてきたりすることもあるのだなと息子を見ていて思います。

 これからも好きではないものも入るけれど、美味しく食べられるものも入れていくので、食事を楽しんでくれたらいいな。

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