障害児の息子、宿泊学習に行ってきました

先日、と言っても大分時間が空いてしまいましたが、息子が宿泊学習に行ってきました。

このコロナ禍で行けるかどうか心配でしたが、無事に行って帰ってきました。

誰かが体調を崩したりということもなく、楽しく過ごしてきたようです。

そんな宿泊学習に関するお話をさせていただきます。

宿泊学習の準備

家での準備

宿泊学習の準備は1学期から始まっておりました。

説明会が夏休み前にありまして、当日のスケジュールと用意する物リストなどをいただきました。

でも、宿泊学習があると聞いた数年前から実は母ちゃんと息子はある準備を何年間もしてきました。

そう、お風呂の準備

詳しくはお風呂で自分を洗えるようにするという準備です。

その辺りはまたの機会に詳しくお話ししますが、今ではお風呂の外から洗う部位をさするように見せながら指示を出すと、ざっとですが洗えるようになりました。

説明会の前か後かだったかは記憶が曖昧ですが、宿泊学習に向けてのアンケートもたくさん書きました。

食事の食べ方、寝る時の寝具はベッドか布団か、寝る時の様子などなど、たくさんのことを聞かれました。

懇談会でも食具はどうしたらいいか、家でのお風呂での洗い方、夜に寝られないかもしれないことなど他にも気になることを先生と話し合いました。

さて、2学期に入ると早速用意するものリストが再度配られて持っていく物の準備をしていきます。

大まかに分けると以下の4種類の用意をしました。

  1. お風呂に入って寝るためのタオルやパジャマなどの着替え
  2. 歯磨きセット
  3. 2日目の着替え
  4. 当日持っていくもの(お昼の弁当など)

1〜3は専用の袋を学校で用意してくださいました。

しっかり目のビニール素材の大きい巾着袋に、子供が見て分かりやすいようにイラストを貼ってくれていました。

持っていく物全てに名前を書いて、それぞれの袋に詰めて、それらを旅行カバンに詰めていきます。

それを1週間ほど前に学校に持たせました。

それらの荷物は先生の事前チェックが入ります。

学校での準備

学校でも宿泊学習に向けてのしおりを先生が作ってくれて、それを元に宿泊学習の流れを何度か確認したそうです。

お風呂も自分でどれくらい洗ったりできるのかを見るのも含めて、学校にあるシャワー室で洗う練習もしました。

先生が指示してくれると自分で腕や身体をゴシゴシできたようです。

当日はおやつをみんなで近くのスーパーに買いに行く予定だそうで、それも事前に学校で練習していました。

学校の近くのお店に実際にお菓子を買いに行く事前の校外学習もしていました。

いざ、宿泊学習へ

さあ、準備は整っていざ当日。

ちなみに宿泊学習のざっくりとしたスケジュールはこんな感じです。

  1. (1日目)学校に行き、行ってきますの会
  2. バスで宿泊施設に移動
  3. 施設の方にあいさつしてからお弁当を食べる
  4. おやつを買いにスーパーに行く
  5. 戻っておやつを食べてからお風呂に入る
  6. 夕食を食べて布団を準備する
  7. 歯磨きして寝る(1日目終了)
  8. (2日目)起きて身支度と荷物などの片付け
  9. 朝の会(ラジオ体操など)
  10. 朝食を食べてから遊びタイム
  11. 昼食を食べて施設の人に挨拶
  12. バスで学校へ帰る
  13. ただいまの会をして下校(2日目終了)

(念の為に一部の用語を類似したものに置き換えております。個人情報保護のため、ご容赦ください。)

当日は捨てられる容器でお弁当持参だったので、中に唐揚げやさつまいもを入れたおにぎりと切ったりんごを、ラップに包んで大きめのジッパーバックに入れて持たせました。

いつもはスクールバスにサッと乗っていく息子がその日はニコニコしながら何度も母ちゃんの顔を振り返っていました。

どうやら今日が宿泊学習だとわかっているようでした。

ちょっと色々な意味で胸がジーンとしました。

楽しんで来れるといいなと思いながら手を振りました。

その日の夜のなんとも静かなこと。

娘が「お兄ちゃんいないと静かだね。」とポツリ。

もし何かあった時のためにスマホが鳴ったらすぐ分かるようにと近くに置いて寝ました。

しかし、何事もなく無事に過ごせたようで、連絡もありませんでした。

夕方にバスで帰ってきた息子を迎えにいくと、眠そうな顔をしながら帰ってきました。

宿泊学習、どうだったかな

宿泊学習の様子を先生が書いて下さった連絡シートには、

  • 当日のおやつを自分で選んで先生と一緒に買って、みんなで美味しく食べたこと
  • お風呂も自分でゴシゴシ洗うことができ、大きな浴槽に入れて嬉しかったこと
  • 中々寝付けずに11時半ごろまで起きていたこと

などなど、きっと先生方は本当に大変だっただろうなと思うのに、連絡シートの枠からはみ出るくらいに他にもたくさん書いてありました。

楽しそうな様子が思い浮かんで、とてもありがたかったです。

帰ってきた息子は眠そうにしていましたが、その日も興奮していたのか寝付くのが10時過ぎでした。

そこから数日間はやはり慣れないことでストレスだったようで、情緒不安定でした。

やっぱりなと思いつつも、一つの大きなイベントを無事に乗り切れたことで少し成長できたかなと思います。

色々と準備して下さったり、当日もきっと子供たちのために縦横無尽に駆け回って下さったであろう先生方には、本当に感謝しかありません。

本当に大変だっただろうなとしみじみありがたみを感じております。

息子も普段にはできない経験ができて、楽しく過ごせたようでした。

来年は修学旅行が待っています。

どこに行くのか、どうなるのか、色々な不安と楽しんで来れるといいなという期待を胸に、来年へと思いを馳せる母ちゃんです。

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