障害児の息子はストレスで『息を呑む』

我が家の知的障害児のちょっと困った癖の中に、『息を呑む』という行動があります。

最近頻発しているので、今日はそのお話をしたいと思います。

実際に『息を呑む』様子

息子の『息を呑む』癖ですが、始まると声をかけたり、他のことに気が逸れるまで延々と繰り返します。

「ゴックン、・・・ゴックン、・・・ゴックン」とずっと息を呑むのを繰り返します。

しばらくして「げっふ〜〜〜」と長いゲップが出てくるので、お腹が気持ち悪くないのかなと心配になります。

この癖が出てくる時は大体、手持ち無沙汰な時や食事の前や間にぼーっとしたり、嫌いな食べ物を前にした時に出てくることが多いです。

『息を呑む』原因を考える

前に色々な方に相談したことがあり、大抵は不安や緊張などのストレス、喉が痛みに起因するものだろうと言われました。

よく出てくる時期に決まりはないのですが、季節問わずなので喉の痛みだけではないかと思います。

最近ではその『息を呑む』行動が目立ち始めたのが1月後半からなので、今回は新学期が始まったストレスに起因しているのかなと思います。

急に怒り出したり、こだわりが強くでたり、急に大笑いしたりという目に見えて分かる情緒の不安定さは少なくなってきたものの、それに代わってこの『息を呑む』行動が出てきてしまったようにも思えます。

他にも食事の時に噛む回数が少ないと消化不良を起こしやすく、それが喉や食道の異物感を感じさせ、それで息を呑むことにもつながるそうです。

我が家の息子は、麺類などは飲み物だと言わんばかりに噛まずに飲み込んでいたり、嫌いな食べ物も噛まずに飲み込んでいるので、そうしたことで消化不良を起こしているだろうことも原因の一つかなと思います。

我が家で試している対策

水分を飲ませる

冬は夏のように自分からお茶飲もうとする時期ではないので、こちらから飲ませようとしないと全然水分を摂りません。

冬で乾燥しやすい時期なので、なるべく2時間に1度は水分を取らせるようにしています。

やめるように声をかける

まあ、やめるように声をかけてもやめるのは一瞬なのですが、それでも「ずっとゴックンしてると気持ち悪くなっちゃうよ。」と声をかけてやめるようには伝えています。

他のことに気を逸らす

声を掛けても効果は薄いので、やめるように促したらそのまま気を逸らすと止まる(忘れる)ことが多いです

食事時ならご飯の続きを促したり、手持ち無沙汰な時はおもちゃで遊ぶことやテレビや動画を見せるなど楽しいことを提案します。

散歩中なら走っているトラックや道端の花や物を指差して名前を教えてみたり、これからの予定を伝えたり、ハイタッチなど軽い手遊びをしたり、知っている歌を歌ってみたりします。

問題行動に対してよく使う手ですが、やはり別の行動に置き換えるというのが一番有効だなというのが、今までの試行錯誤で実感したことです。

もちろん、それでも続いてしまうことはありますし、すぐに無くなる訳ではありません。

こうした問題行動が出ると、早く無くなってほしいと焦ってしまうこともよくありました。

しかし、障害児の母ちゃん12年生になった身として分かるのは、こうした問題行動も時間を置くと消えて行くことも多いということです。

焦ってこちらが意地になってしまうと、それは息子にも伝わって更なる問題行動が増えて悪循環に陥ることも・・・。

長い目で見て、試行錯誤をしつつも、少しずつ緩やかに少なくなっていけばいいなと穏やかに見守る姿勢も大事です。

そうして、気づいたら消えていた問題行動もあります。

まあ、モグラ叩きの如く、こっちが無くなるとあっちが出るみたいに違う困ったが出てくるんですがね。

まだまだ先が長い育児なので、長い目で試行錯誤しながら見守っていきたいと思います。

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