おはようございます。
今朝はいい朝ですね。
こんなふうに大人や子供でも朝やその日出会って一番にすることと言えば、挨拶です。
普通の人でもそうですが、障害児(者)にとっても挨拶をできるようにすることは大切です。
今日は障害児の挨拶とその重要性をお話をしたいと思います。
今の息子の挨拶の仕方
私の息子は言語の発達レベルがまだ2歳に届くかどうかという感じで、覚えた挨拶で使う言葉もやっと最近バリエーションが増えてきたところです。
今は挨拶をしてもらって返せるように練習中です。
言葉が少し出てくるようになった当初は、挨拶してもらった時に「おはようは?」と促していました。
それで「おはよ」と出るようになったら、次は「おは?」もしくは「お?」というように最初の1〜2文字を言って促すようにしました。
それを続けていたら、最近では促さなくても言われた「おはよう(ございます)」に「おはよ(ございます)」と返せるようになってきました。
朝から晩までずっと「おはよう」と声をかけてくる時もあるので、「お昼ご飯を食べたら『こんにちは』だよ。」とか、「お外が暗くなったら『こんばんは』だよ」と根気強く教えております。
挨拶の仕方の変遷
昔は挨拶してもらっても無視してしまうことも多かったです。
というより「挨拶する」ということがそもそも分かっていなかったかもしれません。
言葉が中々出なかったことも挨拶を返せない要因だったかもしれません。
そこで言葉でできない挨拶の代わりに登場するのが、ハイタッチをする挨拶。
言葉で難しくてもハイタッチならできたりします。
こども園の時も息子を迎えに行くと、お友達が息子とハイタッチをしながら「バイバイ」と声をかけてくれていたことを思い出します。
息子が手を上げない時には一緒に手を上げてハイタッチをしていました。
小学校に上がってからはスクールバスでの待ち時間によく声をかけてくれるおじいさんがいました。
毎朝散歩をされているようで、息子は挨拶を返せなかったのですが、ハイタッチならできるという話をしたら、息子に声をかけながらタッチできるように手を上げて下さるようになりました。
息子も最初は恐る恐る手を合わせていましたが、声をかけてもらえるようになると自分から手を上げるようになっていきました。
息子がとても嬉しそうにしているのを見て、おじいさんも嬉しそうに挨拶しながらハイタッチしてくれました。
そうするとたまに「おはよ」と返せるようになってきました。
それを見たおじいさんが「『おはよう』と言えたらタッチしようか。」と声をかけて下さるようになり、息子もタッチしたくて「おはよ」と返せる回数が増えていきました。
もうおじいさんは挨拶の先生になって下さってました。
残念ながら今はバス停が変更になってしまって会えなくなってしまいましたが、おかげさまで同じバス停で挨拶して下さるお友達やそのお母さんたちにも挨拶を返せるようになってきました。
本当にありがとうございました。先生。
支援学校では他に会釈で挨拶をするお子さんもいます。
その子に合ったやり方は様々ですが、息子にはハイタッチが合っていたようです。
ちなみにコロナ禍になってからは「グータッチ」に変化させていましたが、本人は「グー」と言いながら楽しんでできていたので、これはこれで良かったようです。
障害児(者)にとっての挨拶の重要性
普通の人にとっても挨拶は重要です。
学校や会社でも挨拶を大切にされているところは多いと思います。
コミュニケーションの取っ掛かりにもなるので、大切ですよね。
これは障害児(者)にとっても同じです。
そして、挨拶ができることが何故重要なのかと言うと、受け入れる福祉事業所や就労移行支援事業所の方々のお話を聞くと、皆さん必ず挨拶ができることを重視すると仰っていたからです。
支援学校ではよく福祉事業所や就労移行支援事業所の代表の方が講演に来て下さるので、聞きに行くと「挨拶」について言及しない方はいないです。
もちろん言葉が出ないなどもあるとは思いますが、その人なりの挨拶ができるというのはとても大切だそうです。
障害者を受け入れて下さる企業や事業所の方は、仕事は半年〜1年かけてできるように教えていくから、まず最初に仕事はできなくても構わないという姿勢でいて下さるそうです。
けれど、挨拶はできてほしいのだそうです。
挨拶がきちんとできると受け入れる側でもやはり気持ちよく一緒に仕事や活動ができるので、重要だそうです。
事業所でも挨拶が気持ちよくできる人は(職員の)みんなにも可愛がられますよ。と仰っていた方もいらっしゃいました。
確かに普通に仕事をする職場でも、明るく誰にでも挨拶して下さる方は一緒に仕事もしやすい方が多いですよね。
そんな話を聞いていると、息子にもニコニコ挨拶ができるようになってほしいなと思いました。
現在は練習中ですが、今お世話になっている方達やこれからお世話になる方達と気持ちよく過ごせるように、少しずつでも挨拶をできるようになればいいなと思います。
「おかえり」に「おかえり」と返してしまう息子ですが、今日も息子に「おかえり」と挨拶しようと思います。
そして、「おかえり」と返す息子に「うん。『ただいま』だね。」と返すまでがワンセットです。
いつか「ただいま」と返してくれるといいな。
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